黒部五郎カールの草紅葉。 澄んだ朝の光に、黄金のように輝く。
三俣蓮華岳の北側をトラバースする道からの黒部五郎岳。 この山稜を越えて、またあの五郎へ。
あまりにも定番の一枚だけど、 それでもまた撮ろうと思うのは、 その時だけ魅せる美があるから。
小谷村鎌池の池面が晩秋の林を投影し、 美しい幻想が水面に満ちていた。
大正池から白い穂高連峰を遠望する。 曇天だからこそ、際立つ美しさがあった。
涸沢岳の山稜に、白雲が遊ぶ。 パノラマコースの途中、わずか数分の出来事だった。
小谷村鎌池の池畔を飾る赤い実。 水際を彩る晩秋の色の中で、ひときわ輝いていた。
一昨年、涸沢カールのテント場南端、 ひときわ輝くナナカマドの株。 曇天の中、自ら発光しているような赤だった。
黒部五郎カールは多様な形の岩稜を集め、 ハイマツなどの植物とともに、素晴らしい景観を創っている。
京都北嵯峨、宝筐院の落葉。 いのちを終えてもなお、美しい。
槍・穂高の展望台、鏡平のテラス。 初秋の光に輝く池面の向こう、美しい稜線が続く。
昨年2月、田代池。 初めての冬の上高地は、霧氷が歓迎してくれた。
昨秋、黒部五郎カールに初めて立った。 神聖な雰囲気すらある美しい天地。
秋色モレーンの空に白雲が飛ぶ。 一昨年秋の穂高涸沢カール。 やっと、この美しさに逢えた。 ここにいるだけで幸せになれる天と地。
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